どうも、のべるんです。
今日は小説の書き手向けの記事になります。
この記事を見ている方は「小説家になろう」や「カクヨム」、「アルファポリス」といった小説投稿サイトに小説を掲載している方だと思いますが、小説の投稿ペースについて悩んだ事はありませんか?
私もウェブで小説を連載していますが、最初は悩んでいたのを思い出します。
結論としては、毎日更新はできるならしたほうがいいけど、必ずしもしなければならないわけではないです。
毎日更新のメリットは大きいです。ですが、作者にとっては負担が大きいのも事実。
なので、無理して毎日更新するのではなく、更新ペースを下げてもいいので自分のペースで連載を続けるのが、完結を目指すならベストだと思います。
毎日更新する理由
毎日更新のメリットは、圧倒的にランキングで有利であることや、毎日更新することで読者が作品の内容を忘れないという点にあります。
毎日更新はランキングで有利
ランキングに乗るまでもそうですしランキングに乗ってからも毎日更新をする事は有利になります。
小説家になろうを例にしますが、日間ランキングの上位作品は基本的に毎日更新されています。ランキングを読んでいる読者の心理を想像するとわかりやすいかもしれません。
日刊ランキングは24時間で勢いのある作品が上から順に並んでいます。読者から支持された作品と言うことでどれを選んでもある程度面白い事は保証されています。
ですが、日刊ランキングは総合ランキングだけでも300位まであります。まさか300作品全てに目を通すわけにはいきませんから、どれかを選ぶことになります。
その中であなたがもし読者なら更新ペースが安定している作品を読みたくありませんか。少なくとも更新が止まってしまって続きが読めない可能性が高い作品を読もうと思いませんよね。
それと同じです。毎日更新しているというだけで読者に信用を与えることができるのです。
読者は日刊紙感覚で読んでいます
読者はあなたの作品だけを読み生きているわけではありません。小説家になろうにはたくさんの作品が連載されています。
小説家になろうというサイト全体を1冊の雑誌と言う風に見ていると考えましょう。
それでは、あなたが週刊漫画雑誌を読んでいるとします。ジャンプでもマガジンでも、何でも構いません。
最初は面白くて読んでいたとしても、2週3週と連続して休載していたら内容忘れてしまいますし、そもそもだんだんと追うのが面倒になると思いませんか?
それと同じで、読者は高い更新頻度や決まった間隔の更新ベースを求めているのです。
集中更新で離脱を防ぐ
連載初期の頃は作品の方向性やキャラクターの個性が十分に伝わっていません。作者であるあなたは全てを知っているので更新間隔が空いてもすぐにそれまでの話を思い出せるかもしれませんが、読者はあなた以外の作品もたくさん読んでいるので、忘れてしまうこともあります。
よっぽど印象に残る作品であったり、気に入った作品であれば覚えてるかも知れませんが、序盤では面白さが十分に伝わっていない可能性があります。
なので、できれば最初の1ヵ月位は毎日更新しておくといいと思います。
毎回の文字数は2000字から3000時間程度で構いません。このくらいなら、慣れれば1時間から2時間程度で書けるようになるので、無理なペースではないと思います。
仮に毎日3000字の更新を30日続けたとしたらおよそ9万字ですよね。文庫本1冊が大体10万字程度ですから、1冊弱と言うことになります。
1冊もあれば世界観やキャラクターなどはしっかりと読者に伝わっています。もし伝わっていないのであれば、それは作品に重大な欠陥があると思います。
このくらい書けるようになるまでは毎日更新を続けると良いでしょう。
1か月毎日投稿したら更新ペースを下げていい
1ヶ月毎日連載すれば約文庫一冊分ぐらいの分量はたまるので、このタイミングで更新ペースを下げても構いません。
読者も疲れる
実際に自分が読者として作品を追っていると分かるのですが、毎日作品を追うのは疲れてきます。
毎回気になるところで話が終わるので 悶々としたまま明日を待つことになります。
言い換えれば楽しみにしているということですが、これって結構しんどいんです。
子供の頃の誕生日を思い出してください。誕生日プレゼントを楽しみにして毎日を過ごす日々です。
確かに幸せですが、これを何年も続けるのはしんどいです。毎日読んでくださる方もいますが、ある程度の分量が貯まるまで待つという方もいます。そういう方にとっては、毎日更新は必須というわけではないのです。
毎日読んでくれている読者も、ペースが一定しているならOKというスタンスの方もいます。
これは読み専門読者の方のエッセイから得た情報です。
新規流入はそれほどない
一度ランキングを駆け上がってから失速すると、一部の例外はありますが新しい読者はそれほどやってきません。
なので、新規読者獲得のために毎日更新をするというのは手段を間違えています。もちろん 1か月を超えてなおランキングに残っているのなら続けるメリットはあります。
大事なのは無理のないペース
毎日更新するかしないかでいえばした方が良いことに違いはありませんが、完結を目指すのであれば無理のないペースを維持するのがベストです。
読者が一番嫌がるのはエタること
読者が一番嫌がるのは エタです。エタとはエターナルの略称で、作品が途中で更新されなくなることを言います。正確にどのくらい更新されなければエタとされるかの定義は曖昧ですが、大体3ヶ月も更新されなければ エタであると判断しても良いでしょう。
続きを読みたい作品が更新されないのは読者にとってストレスです。
更新ペースが多少遅かったとしても、一定のペースで更新されてるのであれば問題ありません。
書くことを習慣づける
毎日1000字を書くというのでもいいですし、2日に1回1000字を書くでも構いません。もちろん一週間に1回5000字を書くというのも習慣です。大事なのは一定のペースで書くようにすること。つまり、自分自身にノルマを設定するということです。このノルマは「ちょっと大変かな」と思うぐらいがちょうど良いことが多いです。でも睡眠時間を削るなど負担があるようでは続かないので注意してください。
書籍化目的で投稿するならダラダラ続けるのは良くない
あなたが小説を書く理由は何ですか?
もし書籍化が目的なのであれば、無理に簡潔を目指さなくても構いません。
物語は絶対に完結させなければいけないルールがあるというわけではないのです。ジャンプ漫画などに代表されるいわゆる打ち切りエンドも選択肢のひとつとしてあります。
執筆には、体力や時間などたくさんのコストをかけています。
あなたが生涯に書ける文字数は無限ではありません。書籍化の芽がない作品なら新作を書いた方が良いこともあります。
ダラダラ続けず次に移りましょう。時には非情になることも大切です。
まとめ
- できるなら毎日更新は続けた方がいい
- 最初だけでも毎日更新する
- 自分のペースで続けるのが大事
- 書籍化を目指すなら戦略的に
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!